去風流に集った人々挿花の手本

ごあいさつ

去風流は今から三百年前、元禄の頃(1700年頃)流祖「去風」によって始められました。当時は華美な技巧を凝らした挿花が世に栄えていましたが、去風はその中にあって、独り簡素な花形の中に自然を表現しようとしました。

そして、それが却って技巧の花に飽きた人々に喜ばれ、一つの流儀になって以来、二世去風、一峰、一風、一道、一葉、一草亭、一華、一泉とこの流儀を伝え、現代十世家元西川一橙に至っております。去風流では、古来より山野に育成する名花や珍木を探求して挿花に利用し、花器は家元好みのもので、名匠の手による磁器、土器、竹、籠、塗り物、唐金等を用います。又、特に活け花と花器との調和に重点を置いています。

時代が変わり、どんなに生活が近代化しても、活け花はやはり日本趣味の真髄であろうと思われます。今後もできる限り、去風流の伝統を後世に伝えて行きたいと願っております。

十世家元 西川一橙 

軸  鴨之図(山本梅逸画) 花器 時代藤組耳付籠 花材  額紫陽花照花
挿花の手本ページへ

ページトップ